医療法人豊仁会三井病院
埼玉県川越市連雀町19-3
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お肌の治療

シミ・そばかす・肝斑
シミは、メラニン色素が部分的に濃くなっている状態をいいます。
シミには、
・表在性の色素疾患
 ●老人性色素斑(日光性色素斑)・脂漏性角化症
 ●雀卵斑(そばかす)
・深在性の色素疾患
 ●後天性真皮メラノサイトーシス
 ●太田母斑(青あざ)
・炎症性の色素疾患
 ●肝斑
 ●炎症後色素沈着症
があります。
単独の場合もありますが、加齢により多種のシミを生じます。

● 老人性色素斑(日光性色素斑)、脂漏性角化症  

加齢による肌の代謝の低下や、紫外線により生じます。
平坦なのが老人性色素斑で、隆起しているのが脂漏性角化症です。
老人性色素斑はQスイッチYAGレーザーを用いて治療します。

脂漏性角化症は、隆起が薄ければQスイッチYAGレーザー、厚ければCO2レーザーの適応となります。

レーザー治療後は1~2週間程度でカサブタがはがれ、シミが取れてピンク色になります。シミが取れて1ヶ月すると、炎症後色素沈着により元のシミがさらに濃くなることがあります。炎症後色素沈着であれば3~6か月かけて徐々に薄くなっていきます。

 

● 雀卵斑

雀卵斑は、鼻から頬に広がる1~4mmの小さな斑点状のシミです。
雀の卵の殻の模様に似ていることに由来しています。
主に遺伝によるものとされ、幼少期から思春期ごろにかけて強く出てきます。

雀卵斑はQスイッチYAGレーザーを用いて治療します。非常に有効ですが、ダウンタイムがあるため、ダウンタイムが少ないルートロピールによる治療を定期的に行っていくことも選択肢です。

 

● 後天性真皮メラノサイトーシス

後天性真皮メラノサイトーシスの原因は不明ですが、他のシミとは異なり、皮膚の深い部分(真皮)にメラニンやメラノサイトが存在します。そのため、灰色や青みがかった色をしています。20歳ごろから出現し、頬部や額、小鼻、に左右対称にみられます。好発部位が肝斑と似ていますが、治療が異なるので注意が必要です。

<治療>
QスイッチYAGレーザー
 

● 太田母斑

太田母斑は、主に思春期以降に目の周りや頬を中心とした片側顔面にできる青アザです。メラノサイトが増殖し、真皮にもメラニンが存在します。

自然には治癒しないため、Qスイッチレーザーにより治療を行います。
レーザー治療は保険適応ですが、当院で使用するレーザーにおいては自費診療となります。3~6か月間隔で、5回程度のレーザー治療を行います。

<治療>
QスイッチYAGレーザー
 

● 肝斑

肝斑とは、肌のこすりすぎによるバリアの破壊が原因でおこる慢性炎症が原因と言われています。頬部に左右対称に出現する色素沈着で、紫外線や女性ホルモンは肝斑を悪化させる要因といわれています。

肝斑の治療は、洗顔時やメイク時のこすりすぎの習慣を改善させることと、トラネキサム酸の内服が有効といわれており、当院でもまず2ヶ月間は保存的治療を行います。多くの肝斑は改善しますが、改善しない肝斑もあり、その場合はレーザートーニングを行います。シミ・肝斑といってもいくつかの疾患が混在し、保存的治療で肝斑が薄くなってはじめて目立ってくるシミもあります。

 
<治療>
♠ こすりすぎ習慣の見直し
♠ トラネキサム酸の内服
レーザートーニング(ルートロトーニング)

 ほくろ・いぼ
● ほくろ

ほくろは、医学的には色素性母斑、母斑細胞性母斑といいます。切除は手術またはレーザー治療となりますが、部位や個数、大きさなどに応じて最善な治療法をすすめさせていただきます。
レーザーは傷が小さくてすみますが、ぎりぎりで除去するため、再発する場合は再度治療が必要となる場合があります。

<治療>
CO2レーザー(ほくろ・いぼ治療)
♠ 手術
 

● いぼ

一般的に「いぼ」とよばれるものには、顔では脂漏性角化症、稗粒腫、汗管腫、脂腺増殖症、首では軟性線維腫(アクロコルドン、スキンタッグ)などがあります。(ウイルス性疣贅は皮膚科での治療となります) 主にレーザーで除去しますが、新たにできたり、再発したり、痕が残る可能性があります。

<治療>
CO2レーザー(ほくろ・いぼ治療)
♠ 手術
 

毛穴

毛穴のトラブルには、
●毛穴の黒ずみ:毛穴につまった角栓や汚れやが酸化して黒ずんだ状態
●毛穴の開き:皮脂の分泌が過剰で、毛穴が押し広げられた状態
●毛穴のたるみ:加齢により肌にハリがなくなり、毛穴がひっぱられて伸びた状態
があります。

スペクトラピールはレーザー熱を表皮から真皮に入れて、皮脂腺の働きを抑制し、毛穴の黒ずみ・開きに有効です。またコラーゲンやエラスチンの生成を促進するため毛穴のたるみにも効果があります。ダウンタイムがなく気軽にうけることができ、繰り返し実施することでキメの細かい張りのある肌へと肌質を改善します。

フラクショナルレーザー(CO2レーザー)はダウンタイムのある施術ですが、肌に微細なレーザーを点状照射して細かな穴を開けることで、傷を治そうとする創傷治癒力によってコラーゲンなどの産生を促進し、毛穴のひらきやたるみ、凸凹を改善します。

ニキビ・ニキビ痕

ニキビは皮脂分泌の増加によって毛穴がつまり、アクネ菌が増殖してしまうことが原因です。
スペクトラピールはレーザーの熱を表皮から真皮に入れて、皮脂腺の働きを抑制し、殺菌効果によりニキビを改善します。また皮膚のターンオーバーを促進する作用もあります。
フラクショナルレーザーは肌に微細なレーザーを点状に照射して細かな穴を開けることで、傷を治そうとする創傷治癒力によってコラーゲンなどの産生を促進し、ニキビ跡の凹みやシワを改善します。

色ムラ・くすみ

加齢とともに、紫外線で光老化した肌の色ムラやくすみが目立ってきます。
乾燥や摩擦、血行不良が原因のこともあります。
スキンケアを見直しながら、ルートロピールによりシミやくすみの原因となる表皮のメラニンを穏やかに破砕します。効果は緩徐ですが、繰り返し行うことでダウンタイムなく肌のホワイトニング・タイトニングを可能にします。
また血行不良に対しては、ぎっしりのLEDエネルギーを筋肉層にまで浸透させるヒーライトを併用し、血行やリンパの流れを促し、肌代謝を促進させることをおすすめします。

小ジワ・ハリ・つや

加齢とともに真皮のコラーゲンやエラスチンの生成が低下し、肌のハリ・つやが失われていきます。また目尻など、もともと真皮が薄い部分では乾燥も相まって小ジワが出現します。
ダウンタイムのないスぺクトラピールにより表皮から真皮にレーザーの熱を伝え真皮層の若返りを図ります。
またLEDエネルギーを筋肉層にまで浸透させるヒーライトを併用することにより、コラーゲン・エラスチンの増殖、血行やリンパの流れの活性化の相乗効果が期待できます。
フラクショナルレーザーはダウンタイムのある治療ですが、肌に微細なレーザーを点状照射し細かな穴を開けることで、傷を治そうとする創傷治癒力によって真皮のリモデリングと同時に肌を再生し、複数回の治療で肌の弾力、テクスチャーを改善させます。

スキンケア

当院で扱うドクターズコスメは、(まだ1社ですが)継続できる価格帯であること、可能なかぎりシンプルなケアで完了できるものを選択するようにしています。
化粧品は毎日使用するものなので、お肌によいものを、負担にならずに続けるとが大切です。
現在お使いの化粧品にしっくりきていない方は、次回購入時にぜひお試しください。

●プラスリストリアhttps://cosme.jmec.co.jp/
「さわらないこと、こすらないこと、刺激しないこと。」
をコンセプトに、レーザーメーカーが開発した化粧品です。
レーザー治療中のデリケートな肌でも使用できる肌に優しい製品です。
特におすすめは、肌をこする物理的な刺激をおさえるメイク落とし&洗顔が一度で完了する泡タイプの洗顔料「クレンジングソープ泡 ホームケア」です。
やわらかい泡と、さっぱりとした洗いあがりを体感してください!

① 洗顔


② 化粧水

③ 保湿乳液

④ 日焼け止め


ハイドロキノン
皮膚の漂白剤ともいわれ、メラニンの生成を妨げます。

薬用美白クリーム
ハイドロキノンが合わない方、トラネキサム酸が内服できない方に。

一歩上の化粧水


は特におすすめの製品です。
内服

●トラネキサム酸
人工的に合成されたアミノ酸の一種で、プラスミンの働きを抑制し、止血作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用、シミを予防する作用などがあります。強いお薬ではないため副作用も少ないですが、脳梗塞・心筋梗塞の既往のある方、血液凝固異常のある方、静脈瘤のある方、ピルを内服している方、妊娠中の方、腎臓の悪い方は内服できません。

●シナール(ビタミンC)
チロシンの活性を抑制し、シミの元となるメラニンの生成を阻害します。副作用はほとんどありませんが、おなかが少し緩くなることがあります。尿検査、便潜血検査において偽陰性となる可能性があります。検査を受ける場合は主治医にご相談ください。

●ユベラ(ビタミンE)
血液の循環をよくする作用があり、肌のターンオーバーを活性化させます。また、抗酸化作用により、酸化によるダメージから細胞を守り、シミの生成を防ぎます。妊娠中の方は服用できません。また過剰摂取は骨粗鬆症の原因となりますので、決められた用法を守って服用してください。