糖尿病や脂質、尿酸代謝異常、甲状腺などのホルモン異常の疾患を専門的に取り扱っています。
糖尿病は、発症予防はもちろん、合併症の発症や進展を抑えるために適切な内科管理が必要です。また、内分泌疾患も、早期診断、治療、定期管理が必要です。
日本国内の糖尿病患者数は、この40年間で約3万人から700万人程度にまで増加しており、境界型糖尿病(糖尿病予備軍)を含めると2000万人に及び、大変身近な病気となりました。
しかし、初期段階ではほとんど症状がなく、糖尿病の疑いを健診などで指摘されても医療機関を受診しない人が多いことが問題となっています。そのために血糖値が高い状態を放置してしまい、知らないうちに合併症が発症・進展していきます。合併症とは、網膜症(目がみえなくなる)、腎症(透析治療をうけるようになる)、神経障害(足壊疽による切断)が多く起こるために3大合併症と呼びます。他に、脳梗塞や心筋梗塞などの心血管疾患を引き起こします。また、癌を併発することも多く、感染症の重症化も起こりやすい病気です。
当科は糖尿病内分泌代謝疾患を専門に扱っております。これらの疾患、特に糖尿病は、発症予防はもちろん、合併症の発症や進展を押さえるために適切な内科管理が必要です。また、脂質異常症や、高尿酸血症などの代謝疾患も放置することで、動脈硬化が進展し、様々な病態を引き起こすため、定期的な内科管理が望まれます。
甲状腺、副甲状腺、副腎などの内分泌疾患も、早期診断、治療が重要です。
健診や人間ドックなどで異常の指摘があった方や、治療を受けていない方、疾患について不安に思っている方は、 頼れる身近な専門科として、様々なご要望に応え、患者さんのより良い療養生活に役立ちたいと考えています。ご遠慮なくご相談ください。