乳腺センター紹介

基本方針

患者さまの負担軽減をのため入院期間を短くするよう、外来診療で可能な検査は通院で受けていただきます。
入院期間中もクリニカルパスを用いて治療内容の統一化をはかり、1日も早い社会復帰ができるよう努めております。

当院は日本乳癌学会認定施設および日本乳がん検診精度管理中央機構認定マンモグラフィ検診施設であり、日本乳癌学会認定医や専門医の資格を有する医師が治療を行なっております。

乳腺外科

治療・診療内容

  • 乳がんをはじめ乳腺疾患全般に対して診療しています。
  • 触診、マンモグラフィー、エラストグラフィ機能超音波(エコー)、マンモトーム生検(微細石灰化に対し)、針細胞診(乳がんを疑った場合)など。
    必要に応じて針生検、乳管造影、選択的乳管切除術他を追加し確定診断(乳がんか良性か)を行います。
  • 乳がんと診断された方にはCT、MRIなどの画像診断を行い、他臓器やリンパ節への転移、乳房内のがんの広がりなどを放射線科とともに診断し、治療方針をたてます。
  • 初診から早い段階で手術もしくは術前化学療法などの全身療法が開始できるよう心がけています。

患者さまへ十分な説明をさせて頂き、専門医師と共に患者さまの症状にあった治療計画を作成し、ご納得頂いた上で最善の治療を行ないます。

当院の特色

病院長の秦医師はマンモグラフィ読影指導者資格を有しており、2009年5月に行われた全国研修会試験において指導者用の難問であるにもかかわらず読影感度(異常所見を見つける能力)が95.2%(平均87.7%)、C感度(精査が必要な乳房に対して正しくカテゴリー分類が行える能力)が92.9%(平均79.1%)と最高評価である「評価AS」の成績を得ており、当院のマンモグラフィ読影力は全国トップレベルであります。

また、超音波診断装置(エラストグラフィ搭載)や自動持続吸引式乳腺組織生検装置(マンモトーム生検)を導入し、医療機器に於いても最新の機器をそろえております。
検査精度は格段に向上し、患者さまにご説明しながらの検査が可能となりました。

第7回マンモグラフィ読影指導者研修会評価票

第7回マンモグラフィ読影指導者研修会評価票
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乳腺腫瘍内科

乳腺腫瘍内科は、薬物療法(抗がん剤治療)によってがんを内科的に治療していく専門性の高い診療科です。

日本ではまだ数少ない診療科として、当院では2012年5月より新設致しました。
乳腺腫瘍内科では、乳がん専門の腫瘍内科医による薬物療法で、がん患者さまの日常生活、社会生活を尊重した生活の質(QOL)を維持しながら、安心して治療を継続できるようサポートさせて頂きます。

乳腺腫瘍内科の特徴

乳腺腫瘍内科では特に乳腺外科と連携し、臨床腫瘍学会及び乳癌学会より認定を受けた常勤の専門医が治療を行います。

治療方法は最新のエビデンスに基づき化学療法やホルモン療法等が中心となります。
また、緩和医療の分野においても実績のある腫瘍内科医が患者さま個々の病変に沿った緩和ケアを、積極的に実践していきます。
診断から化学療法、緩和ケアまで一貫した対応ができる診療体制をおくことで、当院で総合的に乳がんの治療が行えます。

治療内容

  • がん薬物療法(抗がん剤治療)
    乳腺領域における「悪性腫瘍・がん」の化学療法、ホルモン療法を行います。
  • 抗がん剤における副作用の対応
    抗がん剤は副作用が強い一方、投与量を減らしてしまうと効果が期待できません。この適切な管理や副作用を抑える対処(支持療法)を実践するのが腫瘍内科です。
    個々の患者さまにあった安全で適切な投与ができる様、管理してまいります。
  • がんの緩和医療
    がん性疼痛の治療をはじめとして緩和医療においても実践しております。

対象疾患

  • 乳がん等の固形癌で、悪性腫瘍の診断があり薬物療法を必要とされる方
  • 疼痛緩和等の診療が必要な方
  • 他院より薬物療法、緩和ケアで紹介状をお持ちの方

遺伝カウンセリング外来

乳がん・卵巣がんの5~10%は、遺伝的な要因が強く関係していると考えられています。

遺伝カウンセリング外来では、遺伝子検査や遺伝カウンセリングを行う専門外来です。
プライバシーにも十分配慮し、カウンセリングでは患者さまやご家族の状況をお伺いし、医学的情報を分かりやすく説明致します。
予防や早期発見・早期治療、また社会的サポートについての役立つ情報をお伝えし、患者さまにあったより良い対処法を選択する手助けを致します。

遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)の情報サイト

BRACAnalysis診断システム検査に関わる遺伝相談について、下記施設と診療連携をとっています。

埼玉医科大学 総合医療センター

BRCA遺伝子変異の診断は、乳腺専門医、がん薬物療法専門医、あるいは十分な乳癌薬物療法の経験を有する医師が行い、日本HBOCコンソーシアム、 あるいは日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構等が主催する教育セミナーの受講が望ましいとされています。
なお、当院では病院長の秦医師が教育セミナーを受講しております。

施設・設備のご紹介

待合室

待合室

他診療科待合の患者さまとは別の待合室をご用意し、個々にソファを備えてお待ちしております。
少しでも快適な時間を過ごして頂くために、照明を落として患者さまの診察前の緊張をやわらげられるよう、落ち着いた基調になっております。

診察室

診察室

患者さまのプライバシー保護のため、個室型診察室となっております。
こちらで患者さまの不安や思いを担当医師にご相談ください。患者さまに合った的確な治療方法を提案いたします。

マンモグラフィ診断支援システム

マンモグラフィ診断支援システム

乳がんの疑いのある陰影を高精度で自動検出

コニカミノルタ社のマンモグラフィ診断支援システム「I-PACS CAD SYSTEM」を導入しております。
高度なパターン認識や識別器を応用し、マンモグラフィ画像から病変の疑いのある陰影を自動的に検出するCAD(Computer-Aided Detection)技術により、優れた感度と納得の検出力を誇ります。
乳がんの疑いのある陰影を高精度で自動検出し、医師の読影をサポートすることで診断の確度を上げる手助けとなるほか、乳がんの早期発見に大きく貢献しています

デジタル超音波診断装置

デジタル超音波診断装置

世界最高性能の画質で小さな所見も逃さない。良性・悪性を正確に判断することが出来ます。

日立製のデジタル超音波診断装置「HI VISION Ascendus」を導入しております。
この装置は日立製の超音波診断装置における最上位製品で、世界最高性能の画質をめざして開発された製品です。
従来より更なる高画質化や高度な画像処理を実現し、より正確で迅速な診断をサポートします。
また、従来機種に比べ検査時間も短縮され、患者さまの身体的及び精神的負担を軽減することが可能となりました。

マンモトーム生検

マンモトーム生検

Johnson & Johnson社の吸引式乳房針生検(マンモトーム生検)です。視触診・超音波・マンモグラフィー検診で何らかの異常(しこり・組織の石灰化など)が発見された際、それらが乳がんかどうかを診断するために組織を採取する医療機器です。
組織採取の際に体に残る傷跡は約3mm~4mm程度で縫合が不要のため、患者さまに過度な負担を与えずに診断できることが最大の特徴です。

化学療法センター

化学療法センター

安心・安全・快適な治療を目指して

リクライニング機能つきベッドを7台備え、内、液晶テレビ設置ベッドを2台用意し、長時間の治療にもリラックスして過ごしていただけるよう配慮しております。

患者さまが通院しながら安心・安全に外来治療が受けられ、自宅で変わらない生活を送れることが外来化学療法の目的です。私たちは患者さまが不安に思われていることや、患者さまの細かい要望にもお答えできるよう相談しながら治療を行っています。
当院では主治医を始め、看護師・薬剤師等と連携をとりながら、患者さまやご家族を多方面からサポートし、安心して治療を受けていただける環境を提供しています。