病院長 秦 怜志

三井病院病院長 秦怜志

 私は昭和60年に医師国家試験合格後、ただちに日本大学第一外科に入局し以後二十数年にわたりがん治療、 とりわけ消化器がん、乳がんの診療を一貫して行ってまいりました。大学院医学科での博士号研究テーマも 消化器がん、乳がんに対する血漿還流療法という免疫療法の開発研究であり、実臨床においては私が心から 尊敬する黒須康彦教授より癌の診断、免疫化学療法および手術のすべてについて厳しく学びました。黒須教 授は彼自身大学を卒業後に米国で外科医として長年従事し、消化器、乳腺はもとより全身を診て診断治療を 行うことのできる、人として素晴らしい外科医であり、彼のもとで学べた事は今までの私の臨床医としての成長の礎になっており、たいへん貴重な財産であります。


難易度の高いがん手術から腹腔鏡による食道がんの最新手術式へ。

 また乳がん消化器がんに関してはその手術の基本である乳房温存術、胃大腸切除術はもとより、 さらに高度な技術を要する食道がん、肝臓がん、膵臓がんなどの手術も多数行い、そしてその技術 経験が認められて平成8年に大学病院の病棟医長に任命されてからはこれら難易度の高い手術のほとんど全ての手術を任され、あわせて講師として後輩医師への指導も行いました。また、体への負担が軽くなる内視鏡による外科手術を積極的に導入し、その結果平成11年には腹腔鏡による食道がん手術術式を日本で初めて行い報告、その業績が認められて学術誌「手術」に最新手術術式として 紹介されています。

術後化学療法の成績に関する演題が日本乳癌学会の優秀演題に。

 さらに乳癌の化学療法へのとりくみでは第7回日本乳癌学会で報告した術後化学療法の成績に関する演題が医学誌「乳癌の診療」のなかで学会優秀演題として掲載されました。 私はこのように現在に至るまでに乳房疾患、消化器疾患に数千におよぶ手術を行い、さらに研究発表をすることで乳腺専門医、消化器外科指導医に合格、当院の院長に就任してからも過去の恵まれた環境のなかで得た多くの経験を生かして最高のがん治療を実現するべく診療に励んでおります。私を信頼していただける大事な患者様には私も愛と信頼をもってお応えし、根治すべく心を込めてサポートさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。